人は生きている限り、決断をしないといけない。でももっと気楽に考えよう。
●ベスト以外を恐れて決断出来ない!
良く自己責任という言葉を聞く。特に誰かが苦境に陥った時に、他人が批判的な意味で使う事が多い。
確かに、誰でも簡単に入手できる情報に基づいて判断すると良くない結果になるとわかることをやったなら、批判される決断と言える。
しかし、上司が部下に情報を与えず、部下が情報が欠落した中で決断した結果を批判して、責任を押し付けるために同じ自己責任と言う言葉を使う人もいる。
誰かの決断がベスト以外の結果になったときに、決断しなかったくせに後付けでベストではなかったと批判する人もいる。
子供が失敗することを恐れて子供に決断をさせない親も目立つ。
これらの事から萎縮して、決断出来なくなってしまう。もしくは決断する経験がなく大人になってしまう。
●決断から逃げ続けた結果
決断することができない人は必要な決断を誰かにしてもらう事で決断することから逃げてしまう。
こんな事はないだろうか?
いつも朝の占いで服の色を決めてしまう。
いつもレストランで何を食べるか決められない。
どの服を買うのか自分で決められない。
これらは些細な決断で、他人にとってはどうでもいい事です。
犯罪行為だったりセクハラだったりしなければ、基本的にどんな服を着ててもあまり気にされることはないですし、誰が何を食べても基本的には関係ないはずです。
しかし、簡単に決断から逃げ続けると、自分では何も決められなくなってしまいます。
一見影響がないようですが、自分に不利益なことを他人に決められてしまうレベルまで行くと、もはや社会生活を送れなくなってしまいます。
そうなる前に、失敗しても良い決断をすることが大切です。例えば、朝最初に今日は何を食べるのか決めておくというのは良いことです。
●その決断は自分の決断?
しかし、わかりやすい決断にも落とし穴があります。
例えばタバコ中毒の場合。
「自分のお金を使って、合法的な嗜好品を買って、その結果として病気になることを受け入れている。だからタバコをすって何が悪いのですか?」
一見自分で決めているようですが、その決定はニコチン依存症によって決められていないですか?
「結婚しないと世間体が悪いし、結婚活動をしてでも結婚しよう」
これは世間体に支配されています。結婚したくなければ結婚しなければ良いのです。無理に結婚しても不幸なだけです。
最後に、一言でまとめると、「自分で決断しよう。そしてその結果を受け入れよう。でももっと気楽に決めよう」