電子化とマンガ市場

電子化されるとどうなるか。

電子版「少年ジャンプ」はもちろんあるだろうが、原理的には、最初から「ワンピース」単体販売もできなくはない。これはいい悪いの問題ではなく、「そうなってしまう」ものだ。なので作家も出版社も対応せざるを得ない。

こうなると、作家や出版社に、以下のような課題が生じる。

●雑誌>単行本の流れが消え、最初から単体販売になってしまい。収益機会が減る

●最初から目当ての作品しか買わなくなれば、新人育成・プロモーション機会が減る

つまり新人はデビュー機会が減る。ベテランは収入が減る。作家に動く金が総体として縮小するので、それを媒介する出版社の収入も減る。――ということになる。

それもたいへんだが、より危機的なのは、新人インキュベーションの場が消えて、文化として縮小していってしまうことだ。日本のコミックやアニメが世界的に受けているのは、真っ正面から市場競争に晒され、激しい新陳代謝で勢いが維持されているからだろう。新人が食えなくなってしまえば、それもいずれ衰えざるを得ない。

引用元: amazon kindle登場間近の空気。+電子化で多分コミック分野は「大荒れ」天気予想(tokyo editor) – BLOGOS(ブロゴス).

 

雑誌編集者らしい意見。

本当に自分の立場を客観視できる人は少ないという事を証明するような話。

 

マンガの電子書籍化で変わる部分は色々あるが、根本的に大きく変わる部分は紙という媒体から開放されるということ。

  • 同人誌作家は、在庫リスクから開放される。
  • 読者は本棚という制約から開放される。
  • 流通コストがなくなる。

問題になるのは、流通コストの上に乗せられていた雑誌編集者の収益がなくなるため、雑誌編集者がしていた仕事が無報酬になってしまうこと。

編集者がやっていた仕事のうち、マンガの発展という意味で欠かせないことが、「マンガの評価とフィードバック」というお仕事になる。

作品に対して正しいフィードバックがかかる仕組みさえあれば、編集者の仕事は置き換えることが出来るという事になる。

 

他の分野では、「評価をする仕組み」と「評価者を評価する仕組み」があるので、
その技術を持ち込むだけで、ある程度正しいフィードバックはかかると思う。

 

 

 

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投稿者: hideomochizuki カテゴリー: blogs

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